作業療法

がんの作業療法とは?

[chat face="1491074.png" name="ミケ" align="left" border="gray" bg="gray" style=maru]がんのリハビリテーションって何?[/chat]

[chat face="medical_yagi_doctor.png" name="ヤギさん" align="right" border="yellow" bg="yellow" style=maru]臨床経験を伝えます [/chat]

[box05 title="本記事の内容"]

  • がんのリハビリテーションは最強のQOL維持
  • 緩和ケア医療は今後必要とされてくる

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https://ot-tamaru.com/ot/post-147/

がんのリハビリテーションとは

がん患者さんのリハビリテーションをする上で、必要になってくるものは「がんのリハビリテーション研修会」です。

医師・看護師・リハビリ2名のチームを組んで研修会に参加します。

その4名でチームを組むことで、がんのリハビリテーションの施設基準を取ることができます。

がんリハの目的

  • がんの術前・術後のリハビリ
  • 生活体力をつける

 

がんの手術前のリハビリ

がんの侵襲的な手術は体力低下をもたらします。術前に十分な体力【筋力・可動域】を確保することで、術後の体力低下を防ぎます。

とくに、胸部や腹部への手術では呼吸器症状が強く出やすい傾向があるため、呼吸リハビリが必要となります。

呼吸器リハビリテーションは肺がん術後の適応もあります。

 

がん手術後のリハビリ

手術や放射線治療後のリハビリを行い、ADLの向上を図っていきます。

基本的なリハビリは変わりませんが、骨転移や浮腫の2次合併症や副作用の配慮が必要になります。医師と看護師のと連携を図って人の患者さんに関わっていくことが必要です。

 

緩和ケアのリハビリとは?

現在緩和ケア【ホスピス病棟】でのリハビリは点数化されていません。

緩和ケア病棟とは 緩和ケア病棟は、一般病棟や在宅ケアでは対応困難な心身の苦痛がある患者への対応や、人生の最期の時期を穏やかに迎えることを目的とした入院施設です。

 

リハビリテーションの本質である、機能回復は望めないかもしれません。

もとの生活にもどれないかもしれない…

劇的な回復は見込めないかもしれない…

体力を消耗してしまうだけかもしれない…

でも、がんのリハビリテーションの本質は別にあると思います。

・人生の中で大事にしている事を取り戻す

・大切にしている人に合う

・大事な作業を取り戻す

・もう一度家に帰りたい

がん治療を諦めて絶望するのではなく。「本当に自分のしたいことを見つめ直す」その手助けをすること。

であると思います。

2年の緩和ケア病棟勤務で感じたことは、患者さんは「最後まで自分らしく生きたい」という強い思いがあることです。

その思いを受け止めて、知恵をしぼり行動に移していけるようにサポートしていくのは作業療法士の感性がないとできないと考えています。

 

がんリハの実際

がんの患者さんは全身の痛み倦怠感を訴える方が多いです。

特に痛みは活動意欲を削いでしまう為関わり方を考えないといけません。

人と会って話すだけでも体力を使う人もいれば、不安な気持ちを聞いてほしい人もいます。

苦痛を感じながら話す言葉は語尾が荒くなりやすく感情的になります。

精神的なフォローを入れながらリハビリを進めていく必要があります。

全身倦怠感の強い人が多い為、運動強度に細心の注意を払う。

疼痛が出ている場合は医師に相談。無理に動かさない。

患者さんの自己肯定感が下がっているため、出来ないことばかり伝えない。

相手の話を傾聴して、寄り添う努力をおこなう。

ご家族様との関わり方にも注意。【ポジティブ過ぎずネガティブ過ぎず】

 

まとめ

がんのリハビリテーションは必ず成果が出るものではありませんし、病状によっては1~2周間で終了してしまうケースもあります。

がんのリハビリテーションで必要なのは「スピード」です。

症状悪化する前に本人様の思いを聴取し行動へつなげていくか?

今元気で歩くことが出来ていても、明日歩けるとは限りません。それが緩和ケアのリハビリなのです。

今できることは今しておく、リハビリの都合ではなく、患者さんの気持ちに寄り添えるケアができるかどうか?に患者さんのQOLがかかっています。

 

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