この記事の参考になる人
作業療法士になろうか?考えている人
作業療法士ってどんな仕事なのか知りたい人

目次
作業療法士のメリット
①国家資格で安定がある
②勤め先がいろいろある
③夜勤や当直などの勤務はない
④やりがいを感じることができる。
ひとつ一つ解説していきます。
①国家資格で安定がある。
作業療法士は国家資格で、国家試験合格率はほぼ100%です。大学を卒業しても専門学校を卒業しても同じ国家資格です。博士と修士の違いはあります。
一般的に4年生大学卒業の方が若干給料は高いと言われていますが、就職先によってまちまちです。4年生の専門学校卒業でも修士課程を卒業出来れば大学卒業と同じ扱いになります。
国家試験を合格すれば作業療法士とて現場で働くことができ求人も多いです。特に2025年に団塊の世代が75歳になるので高齢化が進み、リハビリの需要は増え続けるでしょう。
今後も作業療法士の活躍の場が増えてくると思います。
②勤め先がいろいろある。
作業療法士は身体障害・精神障害・発達障害・老年期障害の4つをメインに働きます。
身体障害は骨折や変形などの整形疾患・手の外科などのハンドセラピー
精神障害はうつ病や統合失調症・人格障害
発達障害は先天性機能障害や広汎性発達障害
老年期障害は認知症や加齢に伴って体力の低下
勤め先は
病院【急性期病院】【回復期病院】【慢性期病院】【精神科病院】
施設【老人保健施設】【デイサービス・デイケア】【療育園】【作業所】
分野【整形外科領域】【神経難病領域】【脳血管領域】【認知症領域】【発達領域】【訪問リハビリ】
自分に興味のある分野を勉強することが出来るのも作業療法士の特徴です。同じリハビリを提供するのでも対象者が変わるとリハビリ内容も変化していきます。
③夜勤や当直がない
作業療法士は夜勤ありません。患者さんのリハビリは昼間にするからです。残業の有無は働く場所によってありますが、拘束時間は一般と変わりません。
私は夜に自分の時間が欲しいし、ゆっくり寝たいです。家族との時間も大事にしているので夜勤がないのはメリットだと思います。
④やりがいを感じることができる。
一対一で患者さんと関わることができるのが一番のやりがいだと思います。
患者さんの生活に携わることが出来るのは大きなやりがいであり、達成した時の喜びはひとしおです。頑張った分だけ患者さんとの関係性もよくなると「作業療法しててよかったな」と心から思えます。
デメリット
①医療・介護の現場でしか使えない
②収入は診療報酬に依存する
①医療と介護の現場でしか使えない
作業療法士は独立開業することができません。医師の指示のもとリハビリをすることが法律で定まっています。たとえば、自分だけでリハビリをしてお金をもらうことは出来ません。
「作業療法士たまるという名前では開業出来ません」
まったく別の業種で働くことは出来ますが、作業療法士の国家資格を使うことは出来ません。せっかく免許を取っても法的に使えないのはもったいない気もします。
最近は免許を持っていても別業種で独立されている方もいます。時代が変わってきたのでしょうね。
②収入は診療報酬に依存する
作業療法士はどこからお金をもらているのか?
答えは 患者さん 3割負担 健康保険 7割負担
健康保険や介護保険料からリハビリテーションの治療費が支払われているので、国の診療点数によって私たちの給料が変わってきます。
リハビリの診療報酬が上がれば1回のリハビリ単価が上がる。
リハビリ単価が上がると報酬が増えて病院が儲かる。
病院が儲かるとリハビリの給料があがる…かも
訪問リハビリは成功報酬型を採用しているところもあるため、リハビリすればするほどお給料に反映されることもあるそう・・・
作業療法士で稼ぐには・・・
作業療法士は医師や看護師に比べて歴史が浅いです。日本では「作業療法士って分からない」と言われてしまいます。
反対に言えばこれから伸びる業種であるともいえます。AIによて将来なくなる職業は、会計士や事務員などの単純作業があげられています。しかし、作業療法士は生き残りやすいのです。
人間の体や複雑な思考を理解してロボットやAIがリハビリを行うことはできません。
今のうちに技術を身につけておくこと、社会貢献していくことで、診療報酬で食べていかずに別の働き方も模索していく必要があると思います。
まとめ
自分らしい働き方をしたい。人にために役に立ちたいと考えている人は作業療法士はとても良い職業だと思います。ホスピタリティ溢れる人間味のある仕事で、人に喜ばれるのはなにものにも代えられないやりがいだと思います。
リハビリの需要は今後も増え続けていきますが、作業療法でリッチになれるのか?と言われたらやり方次第だなと思います。
最後までみて頂いてありがとうございます。
