認知症介護

認知症のサインとは?

日本の認知症の方の数は、2025年には約700万人を超えると予測されています。

80歳を超えると約20%、90歳を超えると約60%の方が認知症になるとされる時代です。100歳まで生きることも珍しくなくなり、長く生きればいつか誰もが認知症になるかもしれません。

もちろん自分だけでなく、両親、そしてパートナーが認知症になる可能性も高いのです。もちろん自分だけでなく、両親、そしてパートナーが認知症になる可能性も高いのです。

「認知症という言葉は知っていても、いざ自分や家族がなったらどうして良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

今回は認知症かもしれない生活での困りごとやチェックポイントを解説していきます!

  

 

同じ話を何度もする

本人が気づいていない時は認知症に注意する。

記憶力が低下してくると、何度も同じ話をしたり、同じ質問もしたりすることがあります。

本人が同じ話をしていることや、同じ質問を繰り返していることに気づいていないときは認知症に注意が必要です。

話したことや質問をしたことを忘れているかもしれません。

 

 

探しものが増える、物を盗られたと言う

 記憶力が低下すると、自分でおいた場所を忘れて姉妹、財布、保険証、家の鍵、預金通帳など探しものが増えることがあります。

記憶力の低下しやすいアルツハイマー型認知症で多く見られる症例ですが、レビー小体型認知症や脳血管性認知症など他の認知症でも見られる症状です。

認知症状が出る理由

加齢による記憶力低下でも、置いた場所を忘れることがありますが、自分で片付けたということを忘れていたり、見つからないため誰かが盗んだ(物取られ妄想)と考えていたりするようでしたら注意が必要です。

  

  

慣れていることを失敗する

冷蔵庫を覗くと、賞味期限切れの食品や、腐った食品がたくさんあったり、卵や納豆など同じものがたくさん入っていたり、冷蔵保存のものが冷蔵庫に入っていたりすることがあります。

認知症状が起こる理由

記憶力が低下し買ったことを明日れておなじものを購入しているかもしれません。

また、見当識の障害で賞味期限がわからなくなったり、判断力の低下で、冷凍と冷蔵の判断ができなくなっていたりしるかもしれません。

特に、元々几帳面に冷蔵庫を片付けていた人の場合は認知症に注意が必要です。食品の他に、スリッパ、歯ブラシ、リモコンなど冷蔵庫に関係ない物が片付けられている場合は認知症の可能性が高いです。

 

 

道に迷う

健康な人でも、慣れない場所へ行くときには、道に迷う場合がありますが、見当識(時間や場所などを認識する能力)が低下すると、近所でも道に迷うことがあります。

道に迷うことはアルツハイマー型認知症で多く見られる症状です。レビー小体型認知症や脳血管性認知症でもみられることがあります。

認知症の診断

近所のスーパーや美容院など、普段行き慣れた場所に行くときに道に迷ってしまう場合は注意が必要。

 

 

知らない人が家にいるという

家族には見えない人物が、本人には実在するように見えることがあります。

認知症状が起こる理由

幻視(何もないところに人や動物が見えたりする)、錯視(ハンガーに掛かっているコートを人と見間違えていたりする)、誤認(同居している家族を他人と誤って認識する)、妄想(いない人がいると信じている)などの可能性があります。

似ている病気

幻視・錯視・誤認・妄想はレビー小体型認知症に多く見られる症状です。また、せん妄といって身体の病気や薬の影響による一時t系な意識障害でも幻視や妄想が見られることがあります。

他にも精神的な病気で見られることがあります。

 

 

夜中に大きな寝言を言う

寝ている時に大声をだす、寝言を言う、手足をバタバタさせるなど、夢の中の行動と同じ行動が見られることがあります。

認知症状が起こる理由

夢を見ている時(レム睡眠の時)、普段は身体は自由に動きません。しかし、レビー小体型認知症の特徴であるレム睡眠行動障害では、夢と同じ行動を取る症状が見られます。幻視(何もないところに人や動物が見えたりする)、錯視(ハンガーに掛かっているコートを人と見間違えていたりする)、誤認(同居している家族を他人と誤って認識する)、妄想(いない人がいると信じている)などの可能性があります。

レム睡眠行動障害は、レビー小体型認知症発症前や初期の症状として注目されています。健康な人でも寝言を言うことはありますが、寝ているときに大きな声で叫んだり、手足を動かしたりすることが増える場合は注意が必要です。

 

 

言葉が出にくい

日常でよく使う言葉が出てこず、「あれ」「それ」などの代名詞が増えたりすることがあります。

言葉が出にくい原因とは

可能性のある認知症

アルツハイマー型認知症や前頭側頭葉変性症などの認知症では言語機能が低下することがあります。

また、言語の機能が低下する原因として、他に脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などの病気があります。

とくに、脳梗塞や脳出血は、急に喋られなくなったり、言葉が出なくなったりします。これらの疾患は、なるべく早く医療機関に受診しましょう。

 

 

なんだか元気がない

やる気が低下し、以前は楽しんでいた趣味や活動をしなくなることがあります。

無気力が出る原因

やる気が低下した状態を、無気力・無関心(アパシー)と読んでいます。アパシーによって着替えや入浴などの身の回りのことも自発的にやらなくなることもあります。

うつ病とアパシーの違いは上記のとおりです。

うつ病は精神的・身体的な症状が主であり、本人自身が苦痛を感じているのが特徴。対してアパシーは周囲の人からみて無気力で無関心であることが多く、介護面での拒否が強い状態。

一見、穏やかそうに見えて問題のないように思われがちですが、実はアパシー出会ったということは多いです。

 

 

日常生活を観察してみよう

久しぶりに家族が訪問した時、本人は比較的しっかりした様子で問題なく過ごせている人も多いです。認知症の初期段階では取り繕う事もできるので、短時間一緒にいるだけでは変化に気づきにくいかもしれません。できれば本人の話を聞きつつ、実際の生活状況に目を向けてみましょう。

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